なんだか最近うつっぽい

夜勤ストレスと隣り合わせです。

夜勤と言えばもともと看護師、介護士、警察官、消防士の印象が強かったですが、最近では24時間営業の産業が当たり前になっています。

工場勤務やトラック運転手、飲食店など夜間労働者の人口は増加の一途をたどっており、『ストレス社会』の一端を担っているように思えます。

厚生労働省の調査にも表れていて、うつ患者の数は1996年には43.3万人、2002年に71.1万人、2005年に104.1万人、2014年に111.6万人と増加傾向にあることからも、夜勤とうつとの因果関係は少なくないのではないでしょうか?

『うつ』ってなんだろう?

気分が落ち込んだり、興味や意欲が減退したりする状態を「うつ状態」と言います。

そして、「うつ状態」が悪化して日常生活に支障をきたすようになると『うつ病』や『適応障害』を発症してしまいます。

症状はさまざまで、普段は全然元気なのに仕事になったとたんに意気消沈してしまうタイプや、一見ストレスと無縁そうな人なのに発症する「現代型うつ病」など、うつ病の全貌は未だ解明できていません。

夜勤と『うつ』の関係は?

うつの原因は大きく分けて

  • 外因性(脳への物理的な打撃、ホルモンバランスの乱れ)
  • 内因性(遺伝や体質、環境的な要因)
  • 心因性(性格の偏り、ストレス)

3つあると考えられています。

なかでも夜勤と深く関係あるのがストレスと言われています。

仕事の責任からのストレス

夜勤のある仕事は看護師や消防士など人の命に直接かかわる仕事が多いです。

しかし、その割には人員が不足している職場が多いのではないでしょうか?

『神経を擦り減らす』という言葉がありますが、文字通り仕事の負担や責任が大きなストレスに変わってしまいます。

寝不足からのストレス

夜勤は昼夜逆転した夜勤は、『朝起きて夜に寝る』というリズムに逆らった生活を強いられますから不眠症などの睡眠障害を患うリスクが高いです。

睡眠障害を患うと、『疲れているのに寝れない、休めない』状態になってしまい、蓄積していく疲労から強いストレスを感じるようになってしまいます。

なかでも看護師の2交替では16時間制を採っていることが一般的なので長時間労働が単純に睡眠時間を削ってしまっているケースもあります。

人間関係からのストレス

どんな職場でも一定の割合で『苦手な人』が居るものです。

苦手レベルならまだ良いですが、人間性に問題のあるモラルに欠ける人や、パワハラ・セクハラをしてくる同僚がいると最悪です。

しかし、仕事は仕事なので一緒に夜勤に入ることになれば協力して上手く付き合っていかなければなりません。

そんな人間関係からのストレスも『うつ病』の大きな原因になってしまいます。

人間関係のストレスは仕事のミスにつながる

人間関係のストレスと深い関わりがありますが、『苦手だな』と思う人と仕事をするとパフォーマンスが著しく低下します。

例えば、嫌味な人の前では『怒られたくない』『嫌味を言われたくない』という想いが強くなりますが、逆に焦ったりパニックになってしまって普段しないようなミスを起こしてしまいます。

『あぁ…なんでこんなことで失敗するんだろう』と思うと、それがまたストレスとなってしまいます。

人間関係に問題なくてもストレスを感じることも

何人かでグループを組んで夜勤に入る職場も多いですよね。

特に苦手な人もおらず、一見すると人間関係に問題がない職場でも精神的なストレスを感じることがあります。

特に自己主張が弱い・苦手な人は『仲間外れにされたくない』『嫌われたくない』という想いから、周りに同調しようと『実は無理をしている』場合もあるのではないでしょうか。

こういったタイプの人は無意識に他人との関係を絶とうとして行動力が抑制されて『引き篭もり』になりやすい特徴があります。

夜勤の『うつ』は気付きにくい!

夜勤にうつが多い背景に、疲労感に掻き消されて不調に気付きにくいことが挙げられます。

責任感や長時間労働を伴う夜勤は、1回入っただけで疲労困憊してしまいますよね?なので、うつ病の症状が出ているのに『ただ疲れているだけ』と見過ごしてしまうことが多いのです。

うつ病はただでさえ周りの人間にも理解されにくい・気付き難いものですから、いかに自分で気付くことができるかが大切です。

9つの『うつ病』チェック

医療の世界では、うつ病診断はアメリカ精神医学会が作成したDSM-Vという判断基準を用いて行います。

このDSM-Vによると

  1. 抑うつ気分
  2. 興味や喜びの喪失
  3. 体重の減少や増加
  4. 不眠、または過剰睡眠
  5. 『焦り』または『のろさ』
  6. 疲労感や無気力
  7. 自己否定感が強い
  8. 思考力、集中力、決断力の低下
  9. 死への願望が繰り返し起こる

以上の9項目のうち、

  • 5つ以上が2週間以上続く
  • 1番か2番のどちらかを必ず認める

を満たすと『うつ病』と診断される可能性があります。

*抑うつ気分とは『気分が落ち込んで行動意欲が無く、思考・行動・感情・幸福感に影響が出ていること』

当て嵌まらないけど『ストレス』を感じるなら?

『うつ病』とまではいかないでも夜勤でストレスを感じていると思うのであれば、今のうちにストレス対策やストレスケアをしていきましょう。

ストレスは『うつ病』だけでなく肌荒れやニキビなど軽度なものから糖尿病や心筋梗塞などの重篤なものの原因にもなりかねません。

このサイトではストレス対策の記事を多く紹介していますので是非参考にしてください。

 参考  夜勤のストレス対策!自律神経を整えてストレスに強い身体づくりを!

 参考  ストレス軽減効果あり!マインドフルネス瞑想とは?

『うつ』かな?と思ったら

もしかして、私、『うつ』かも?と思ったら、第一に精神科・心療内科を受診することです。

精神科と聞くと、マッドサイエンティストのような暗い感じを思い受べてしまいそうですが、最近の精神科や心療内科は雰囲気を明るくするように努力されており、気楽に受診できる所も多いです。

不安なら「メンタルヘルス科」や「メンタルクリニック」など柔らかな表記を掲げる医療機関で受診すると良いでしょう。

『ゆっくり休むこと』が大事です

うつ状態になって仕事に支障が出てくるようになると、それはもう仕事STOPのサインとも言えるでしょう。

『何の為に働いているのか』を一度落ち着いて考えてみましょう。

働くことで身体を壊してしまっては元も子もありませんから、上司や師長さんに相談したうえでお休みを貰うようにしましょう。

診断書があればスムースに手続きが進むはずです。

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