寒い日の夜勤や交代勤務、悪天候の外仕事のあとは熱いお風呂サウナにじっくり入るのが大好きな人も多いです。

ところが、あまり熱すぎる・長すぎる入浴は男性不妊の原因になってしまう恐れがあります。

男性不妊の原因としてもっとも多いのが『正常な精子を作られていないこと』に起因しますが、『精子は熱に弱い』ということがあまり知られていません。

普段何気なくしている生活習慣や身に付けているものが原因になっていることもあるので、順番にチェックしていきましょう。

睾丸に熱を与えるのはNG?

人間はほとんどの臓器が身体の内部にあるのに、どうして陰嚢(睾丸)は身体にぶら下がるようになっていると思いますか?

理由はズバリ、『睾丸を冷やして、精子に熱を与えないため』です。

精子はとても熱に弱く、睾丸が温まると精子の数や質が下がる原因になります。

『精子の質』と聞く機会が多いと思いますが、

  • 精子の数が多い
  • 精子の形が正常
  • 精子の運動が活発

この3つを満たす状態が『精子の質』が良い状態です。

研究によると、精巣が質の良い精子を作るには体温よりも2~4℃低い(32~34℃)ことが望ましいとされています。

不妊症の原因の半分は男性にある

【キャラ】男性勤務者A困り

睾丸の温度って…

そんなに敏感になることなの?

と思ってしまいうかもしれませんが、WHO(世界保健機関)の調査では不妊の原因の半分は男性側にあるとされています。

そして、男性不妊の8割は正常な精子が作られていないことに起因します。

精子の質の低下は睾丸の温度だけに原因があるわけではありませんが、『座っただけでも睾丸の温度が2℃上がると』されているので知っておいても損はないはずです。

ブリーフよりもトランクスを

睾丸の温度を上げてしまう原因として『ブリーフ』などの密着性の高い下着をはいてることが挙げられます。

ブリーフは脚の付け根や腰回りまでピッチリと覆いますよね?

夏暑い日になると汗と熱で蒸れ蒸れになって睾丸の温度を上げてしまいます。もしかしたら冬でも蒸れた経験があるのではないでしょうか?

トランクスでもボクサータイプのものはほぼブリーフのようなものなので、裾がヒラヒラしたタイプのトランクスの方が睾丸の熱を放出しやすいです。

冬のタイツも本当は良くない

工場勤務や外仕事、夜勤に入るとすごく寒いので、男性でも防寒対策でタイツを履くことがありますが、男性妊活をする場合はタイツを履かない方が良いです。

雪が降ったり、気温が低くなる場合は下半身よりも上半身の防寒に注力するようにしましょう。

長風呂&長サウナもNG

ブリーフやタイツなんかよりも直接睾丸を温めてしまう生活習慣と言えば入浴です。

体温より暖かいお湯に浸かってダイレクトに股間を温めてしまうので、男性妊活にとっては注意すべき生活習慣であることは間違いありません。

長く入り過ぎない&シャワーで済ます日も作ろう

入浴にはストレス解消効果もあるので、その点については男性妊活にとってもプラスですが、熱すぎる&長すぎる入浴は逆効果です。

寒い夜勤や工場勤務だと仕事上がりに41~42℃の熱い風呂に入って、サウナに入ってサッパリしたいかもしれませんが、過ぎたるは及ばざるがごとし。要注意です。

熱すぎる風呂に長時間入るのは身体に負担がかかる行為で、リラックスを司る副交感神経よりも緊張を司る交感神経が活発になってしまうのでリラックス効果も半減します。

仕事のあとに交感神経が高まると睡眠の質も低下し、脳や身体が休まりにくくなってしまいます。

スイスの研究で毎日45分ずつ41℃の入浴を3週間繰り返したところ、6カ月間の不妊状態になったという研究結果があるくらいです。

毎日お風呂に入るのではなく、シャワーで済ます日も作っても良いでしょう。

勃起力も半減する?

熱いお風呂やサウナに入ると全身の血管が拡張し血流が分散します。

そうなると、性交渉中に健全な勃起状態を保ちにくい状態になり、いわゆる『勃起力』を半減させてしまいます。

また、研究によっては熱い風呂に入り続けた場合、精力剤の効果も半減するとの報告があります。

熱すぎず、長すぎずが大切

男性妊活中は熱すぎず、長すぎずの入浴を心がけましょう。

具体的には温度は体温よりも少し高いくらいの38~40℃

これくらいの『すこしぬるめ』の温度なら副交感神経が活発に働いてリラックス効果も得られます。

入浴時間は長くても10分以内

ジップロックに入ったスマホを弄ったりしているとあっという間に20分、30分と入浴してしまうので注意が必要です。

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