夜勤手当の相場は

夕勤夜勤などの交替勤務制を導入している工場・製造業のなかには夜勤手当交替勤務手当を支給しているところもあります。

となると、やはり気になるのは夜勤手当の相場ではないでしょうか?

しかし、交替勤務の種類によってや、そもそも夜勤手当が出ているかどうかによって年収に大きな差が出てしまいます。

*ここで言う夜勤手当は深夜割増賃金ではなく、交替勤務に就くことに対して支払われる夜勤手当を指します。

工場勤務の夜勤にはどんなパターンがある?

工場などの製造業では以下の3パターンの夜勤シフトを組むことが多いです。

  • 2直2交替
  • 3直3交替
  • 4直3交替

『交替勤務』とひとことに言っても、出勤時間も退社時間もバラバラですから、シフトによって夜勤手当も異なることが多いようです。

また、日本の労働基準法では22:00~5:00までを深夜業と定めているので、一般的には深夜勤の方が手当が大きくなる傾向にあります。

2直2交替型

工場・製造業の夜勤シフト2直2交替

【日勤】8:00~17:00

【夜勤】17:00~26:00

製造業の中でも部品加工のオペレータに多い勤務体制です。

2交替と言っても、人によっては生活リズムを変更せずとも、『ちょっと夜更かし』くらいのレベルで対応できるため夜勤手当が低くなる傾向にあります。

原則として土日は休みですが、急な増産や納期対応にも拘わらず人員不足である場合は残業&時間差出勤&休日出勤で稼働時間を長くすることがあり、残業代と深夜割増賃金を稼げる一方で、体力的に大きな負担となることもあります。

3直3交替型

工場・製造業の夜勤シフト3直3交替

【日勤】8:00~17:00

【夕勤】16:00~25:00

【深夜勤】24:00~9:00

平日は24時間稼働で土日は休みとする場合が多いです。

人員に余裕があり、急な納期や増産に対処するための3交替制で、部品加工業だけでなく立ち上げに時間の掛からない小型炉を持つ業種でも採用されます。

夕勤の夜勤手当は2直2交替と同じく安い傾向がありますが、深夜勤は1回あたり数千円とメリハリを付けている会社も多いようです。

また、深夜勤では深夜割増賃金も別途支払われることから1回の夜勤で5,000円以上稼ぐ場合もあります。

生活リズムこそ目まぐるしく変わりますが、24時間稼働なので次の当番が出社すれば残業させられることは少なく、意外に身体への負担が小さいです。

個人的には最も賃金と疲労のバランスがとれている勤務体系だと思います。

4直3交替型

4直3交替型勤務
3直3交替に+1直にすることで365日フル稼働が可能な勤務体系です。(毎日4班のうちの1班が休日になる)

製造業の中でも溶解炉や溶鉱炉のような一度停止させると再立ち上げに時間が掛かる、または損失が大きくなってしまう大型の設備がある製鉄鋳造鍛造などの業種に多く見られます。

1ヶ月の2/3が夕勤または深夜勤となるので夜勤手当が相当な金額になりますが、シフトの境目が休日と見なされることが多いため土日に出勤しても休日手当が付かないことが多いです。

家族や友達と休みが被ることが少ないので

  • ストレスが貯まりやすい
  • 友達と疎遠になっていく

などのデメリットも無視できません。

工場・製造業の夜勤手当の相場は?

*2016年WEBアンケートによる独自調査 データ数342
*2016年WEBアンケートによる独自調査 データ数342

独自のWEBアンケート調査の結果、製造業の夜勤手当の相場は

  • 全体平均・・・1,515円/回
  • 夕勤の平均・・・665円/回
  • 深夜勤の平均・・・2,729円/回

となっています。

企業によっては深夜勤に夕勤の3倍以上の夜勤手当を支払っているところもあるようですが、一方で

  • 夜勤手当が時給制
  • 深夜勤の夜勤手当が同額
  • 正規と非正規で額が違う

という企業もあるようなので、一概に比較は難しいようです。

1年間でいくらの夜勤手当が貰える?

仮に夜勤手当の平均額を用いて3直3交替を1年間(月稼働日21日)行った場合

  • 夕勤7日×665円×12ヶ月=55,860円
  • 深夜勤7日×2,729円×12ヵ月=229,236円

合計で285,096円の夜勤手当が貰えることになります。

また、深夜割増賃金も別途で支払われるわけですから、会社によっては夜勤で数十万~百万円近くを稼ぐ人も居るでしょう。

交替勤務=高級取りのイメージ通り、夜勤従事者の年収における夜勤手当のウェイトは大きいです。

だからこそ、夜勤がある職場にも拘わらず

  • 夜勤手当が出ない
  • 夜勤手当が雀の涙ほど

であれば、労力に相応しい評価をしてくれる転職先を若いうちに探すのも自身のスキルアップ、精神衛生上も賢い選択かと思います。

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