夜勤で残業した場合、残業代深夜割増賃金計算方法って難しくなりますよね?

会社や病院を信用したいですが

【キャラ】悩む女性A

この給料計算って本当に合ってるの?

夜勤や残業が多かった割に手当が少ないような…

と疑ってしまう気持ちもわかります。

この記事では、夜勤における残業代・深夜割増賃金の計算方法について解説します。

まずは時給を算出しましょう

残業代割増賃金労働時間(h)に対して倍率が掛かってくるので、計算する時は最初に自分の時給を算出しておくと便利です。

ただし、賃金体系によっては時給の算出方法が若干違うので混乱しやすいです。

一般的に、労働者の賃金体系は以下の

  • 完全月給制
  • 日給月給制
  • 日給制
  • 時給制

4パターンに分けられます。

完全月給制とは、月歴による月の稼働日数の増減に関わらず毎月一定の基本給が貰えます。一般企業には少なく、大企業や公務員に多い給料体系で原則として欠勤しても給料が減りませんが、管理監督者や経営側の立場だと残業が認められない場合があります。

日給月給制とは、一ヶ月の一応の基本給が決まっているものの、遅刻や欠勤があるとその分控除(引かれる)される一方で、残業すればちゃんと手当が付きます。一般的な正社員に多い賃金体系です。

日給制とは、1日を単位とした給料(日当)が決まっており、出勤した日数に応じて給料を支払います。当日払いのこともあります。派遣社員や日雇い労働者に多い賃金体系です。

時給制とは、ようするにアルバイトやパートをイメージすれば分かりやすいですね。働いた時間に応じて賃金が支払われます。

時給計算のモデル

夜勤に入るような職種では、ほとんどが日給月給制か日給制で働いているので、夜勤勤務者のAさん(日給月給制)とBさん(日給制)をモデルにして実際に計算してみると…?

【キャラ】男性勤務者A

Aさん

  • 給料体系(日給月給):20万円/月
  • 年間稼働日:240日/年
  • 1日の労働時間:8時間

時給=240日÷12ヶ月÷20万円÷8時間=1,250円/時間

年間=20万円×12ヶ月=240万円

【キャラ】男性勤務者B

Bさん

  • 給料体系(日給):1万円/日
  • 年間稼働日:240日
  • 1日の労働時間:8時間

時給=1万円÷8時間=1,250円/時間

年間=240日×8時間×1,250円=240万円

当然ですが、時給と勤務日数が同じなら日給月給制でも日給制でも年収に差は出ませんのでご安心を。

夜勤で残業するとどうなるの?

前置きが長くなりましたが、本題の夜勤で残業するとどうなるのか?について解説していきます。

労働基準法では、夜勤で残業した場合には以下の手当を支払うことが義務付けられています。

  • 深夜労働に対する割増賃金(時給×深夜労働時間×0.25)
  • 時間外労働に対する割増賃金(時給×残業時間×1.25)

*1ヶ月の時間外労働が45時間を超えると倍率が増加します。

夜勤手当とは別物なので要注意。

【参考】夜勤手当が出ないのは労働基準法違反じゃないの?

ここからは、よく勘違いしやすいケースを例に実際の計算例を見ていきましょう。

ケース①深夜労働時間に残業する場合

深夜労働時間に残業する場合

【定常の労働時間】
15:00~24:00

【深夜労働に対する割増賃金】
1,250円×5h×0.25=1,562.5円

【時間外労働に対する割増賃金】
1,250円×3h×1.25=4,687.5円

合計=6,250円

ケース②深夜労働外に残業する場合

深夜労働時間外に残業する場合

【定常の労働時間】
19:00~4:00

【深夜労働に対する割増賃金】
1,250円×6h×0.25=1,875円

【時間外労働に対する割増賃金】
1,250円×3h×1.25=4,688円(繰り上げ)

合計=6,563円

深夜労働時間であっても休憩時間は労働時間と見なされないことが多いので注意が必要です。

残業代未払い同様に注意が必要です

深夜労働では

  • 時間外労働に対する割増賃金
  • 深夜労働に対する割増賃金

の2つが発生することが理解していただけましたか?

近年では企業の残業代未払いが表沙汰になることが多いですが、その裏に隠れて深夜の割増賃金を支払わないケースも散見されます。

正しい計算方法で支給されていると信じたいものですが、給料明細の計算を無条件に鵜呑みにせず、ご自身で検算されることを強くおすすめします。

夜勤は身体的にも精神的にも負担が大きいですから、しっかりと対価を支払ってくれる&正当評価してもらえる転職先を探すのも賢い方法です。

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